ドメインの種類

ドメインの種類

今回はドメインを取得する際に必要となる構成要素やドメインの種類や使用できる文字について書いていきたいと思います。

~ドメインは多種~

【ドメイン】は、構成要素によっていくつかに分類されていて、それぞれ意味と目的を持っています。ドメインの取得には、ドメイン用途を考慮して、最適な文字列で構成されるドメインを取得する必要があります。
トップレベルドメインとは「com」や「jp」「net」など、「.」で区切られた一番右側に表示されているものを指します。国や地域、団体や組織に応じたトップレベルドメインがあり、用途によって使い分けがあります。

トップレベルドメインの種類の1つとして、【汎用トップレベルドメインgTLD(Generic Top Level Domain)】と【国別トップレベルドメインccTLD(countr code Top Level Domain)】があります。

★【汎用トップレベルドメインgTLD(Generic Top Level Domain)】
「汎用トップレベルドメイン」は利用者の国や地域などの物理的な制限は無く、誰でも登録と利用が出来ます。

<gTLD名> <用途や登録対象>
●net 主にネットワークサービスの提供者
●com 企業や商業組織
●biz 商業利用者
●museum 博物館や美術館等
●org 非営利組織

gTLDには、[com] [net] [org]の他に、商業利用者となる「biz」、美術館、博物館となる「museum」などがあります。

★【国別トップレベルドメインccTLD(countr code Top Level Domain)】
「国別トップレベルドメイン」は、国や地域など、領域ごとに割り当てられているドメインで、基本的にその国や地域に在住する団体・個人でなければ取得が出来ません。

日本を示す「jp」はccTLDに該当します。ccTLDでは世界中の国や地域を二文字で表しており、アメリカなら「us」韓国「kr」オーストラリア「au」といった具合に表記されています。WEBサイトでトップレベルドメインに「jp」と記されているサイトは日本のWEBサイトだと、すぐに見分けがつきます。

★サブドメイン
ドメイン分割のときに使用される文字列をサブドメインといいます。「○○○.com」というドメインを「●●●.○○○.com」などのようにして区分することができます。
この場合「●●●」がサブドメインになります。同じドメインを使用していても、独立する異なったサイトとして運営できるのがメリットとなります。
1つのドメインを用途と目的に応じて複数使い分けが出来るようになります。

~サブドメインをうまく使うには?~

★サブドメインのメリット・デメリットとは?

サブドメインは、1つのドメインを用途や目的に応じて分割したものを利用する際に使われます。レンタルサーバーの事業者によってサブドメインの利用できる料金や個数はそれぞれ異ってきますが、独自ドメインを一つ取得すれば、複数のサブドメインを低価格で利用する事が出来ます。

独自ドメインの内容とテーマが異なるWEBサイトを立ち上げる時や、独自ドメインと切り離した状態で新たに、WEBサイトを運用したい場合などにサブドメインを選択するとよいでしょう。

また、親ドメインを管理する<ドメインネームサーバー>に負荷がかかりすぎている場合、サブドメインを他の環境で管理することによって負荷を分散することが出来ます。

ただし、サブドメインでの運用は、SEOの評価の面で。不利になることがあります。
独自ドメインで長期的に運用してきたWEBサイトが、検索結果のページでの上位に掲載されている場合、そのドメインは検索エンジンから評価を得ていると考えることが出来ます。
この評価自体は、サブドメインでは反映されていないケースがある為、この点に関しては、デメリットの1つといえるでしょう。サブドメインそれぞれが、別の【独立サイト】と捉えられ、異なる評価を得ていく為となります。

様々なニーズがある中で、月日を重ねるうちに、WEBサイト運用が、より複雑化していくことも多いので、将来的なビジョンも見据えて、企業でルールを新設し、それぞれにあった
方法を選択する事をお勧めします。

★サブドメイン・サブディレクトリ

サブディレクトリとは、「○○○.com/●●●/」の●●●の部分に表示される、元ドメインの中にあるディレクトリのことです。<ディレクトリ>とは、フォルダのことを言います。
ドメインの後ろに「intimatenexus.net/▼▼▼」のように、つく文字列のことで、そのディレクトリの中で新たなWEBページを作成して運用していく方法もあります。
これには、コストもあまりかからず、複雑な設定も不要です。
サブディレクトリは、元のドメインにSEO評価をある程度引き継ぐとされており、元のドメインを取得してから、長期間経過しており、検索エンジンで上位表示されるWEBサイトになっているものであれば、「ドメインパワーがある」とされています。
現段階で、」そういったWEBサイトをお持ちであれば、新ドメインやサブドメインでWEBサイトを制作するよりも、サブディレクトリでページを作成して運用するのをお勧めします。

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